​理事長所信

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一般社団法人あしがら青年会議所

 

2022 年度スローガン

-Restart-

 

基本理念

「誰かの為」は「自分の為」になる 歩き出そう明るい未来へ

基本方針

・魅力のある組織づくりと会員拡大

・つながりを大切に

・地域資源を生かした学びと経験の場を

・時代に沿った有意義な会議体へ

【はじめに】

 青年会議所は単年度制を取っており、毎年組織の新陳代謝を繰り返し行っております。 あしがら青年会議所がこの地に生まれて38年目を迎え、先輩諸兄の英知と勇気と熱い情 熱の下、力強い運動を展開してまいりました。近年新型コロナウイルスの猛威により、今 までの価値観が変容し、新しい時代を迎えざるを得ない時代となっておりますが、こんな 時代だからこそ若者であるJEYCEEが求められていると強く感じております。

 先輩諸兄がこれまで積み重ねてこられた運動に感謝すると共に、これまでの伝統を継承 し、より一層あしがら青年会議所の運動を発展させてまいります。

 

 私は鹿児島県で生まれ育ち、学校卒業と同時に関東の地へと足を踏み入れました。横浜 市、大和市、川崎市と神奈川県内3つの居住地を経て7年前、妻の実家を継ぐ事をきっか けにこのあしがらの地へと越してまいりました。この地に縁もゆかりもなく、これまで会 社員として働いていた私は、「1人の人間として自己成長したい」「人のつながりや関係性 を育みたい」との理由から自身の手であしがら青年会議所の門を叩かせて頂きました。2 017年に入会させて頂きましたが、当時のメンバーは「明るい豊かな社会の実現」のた めに真剣に話し合い、ときには喧嘩し、互いの意見を言い合えるそんな熱い情熱を持った 方々ばかりでした。「まちづくりを通じて地域を成長させ自己も共に成長する」という青年 会議所に魅了されたのを今でも鮮明に覚えております。20歳から40歳の若者で構成さ れる青年会議所は、地域の中核を担う存在であるという事を再度自覚し、勢いのある若者 らしく失敗を恐れず、奉仕の精神を持ち率先して行動することが必要であると考えます。

【魅力のある組織づくりと会員拡大】

 我々は皆平等に「時間」が与えられています。その時間をどのように使うかは自分次第 です。自分の時間を割いてでも、地域を考え・動ける人材が集まる組織は大変魅力的で す。また、1年の中で何日間、何時間JC活動に時間を割けるかは人それぞれではありま すが、「JC活動をしている時間が修練・研鑽の時間」であると考えられる人材が集う事 が、青年会議所の魅力ではないでしょうか。地域を盛り上げ良くすることは個人の成長に 繋がり、会社を守ること、家族を守ることにも繋がっていると考えております。JCに時 間を割くことを家族や職場の人間が応援してくれるような組織づくりを心がけて参りま す。

 また現在あしがらJCの会員数は減少傾向にあり、私自身も大変危機感を覚えておりま す。魅力のある組織づくりは、新しいメンバーを迎え入れるための基盤となります。今年 度も引き続き「ASHIGARA PRIDE 2024」にて掲げた拡大目標をメンバ ー全員で意識共有し、20名LOM達成を目指します。

【つながりを大切に】

 あしがら青年会議所は、神奈川県内21LOMの中で特徴のある地域です。 それは1市5町という6つもの行政体が集まっており、面積にして約380平方キロメー トルと横浜市に次いで神奈川県で2番目の広域な地域をもっているという事です。そして 商工会をはじめとする地域を良くしようとする団体もたくさんあります。人とは出会い、 会話と議論を重ねる事で徐々に互いを知り、認め合うことが出来ると思います。よって、 他団体の同志と1つでも多くのつながりを持ちたいと考えております。

 また、敬愛するあしがらJC先輩諸兄の方々とのつながりも忘れてはなりません。現在 会員数は減少傾向となっておりますが、全盛期には80名近い会員が在籍していたと聞い ております。あしがらJCは過去に神奈川ブロック大会を開催した経験もあり、2013 年には会員拡大率日本1位と大変輝かしい功績を残した伝統のあるLOMです。この2つ の功績は時代に変化はあれど、並大抵の努力では達成は不可能なことだと思っておりま す。大変輝かしい実績と伝統を継承し、強いLOMを復活させたいと思っております。伝 統を継承すべく本年度は他団体、OBの方々とのつながりを強固なものにしていくための きっかけを構築し、他団体やOB現役の垣根を超えてつながりを持つ機会を積極的に提供 していきたいと考えております。

【子どもたちに自然を通じた学びと経験の場を】

 世界的なパンデミックを経験し、一番の変化を目の当たりにしたのは子どもたちではな いでしょうか。自由に友達と遊ぶこともできず、大事な学校行事も中止になったりと不自 由を強いられ、貴重な体験の場がなくなっていってしまいました。学べる環境や経験が得 られる場があるからこそ子どもは学び、地元の存在や交流も成長の一端となっていると思 います。あしがらの地域資源を生かした経験を得られる場の提供が出来れば、地元を好き になるきっかけになるかもしれない。電子機器やスマートフォンでは得られない、新しい 気付きや学び・出会いがあるかもしれない。無限の可能性がある子どもには、あしがらの 地域はとても良い環境であると考えております。

 近年農業の担い手が減っているという話を聞く一方で、学校行事等でも自然を体験させ る機会が減ってきており、我が子に対し、お金を払ってでも農業の体験を積ませたいとい う親も少なくないと聞きます。それはあしがらの地域でも例外ではなく、地域資源はあれ ど体験の場自体が提供できていないと聞いております。この地域は自然豊かで畑も多く存 在しますので、子どもたちが自然や農業等に触れ合う機会を提供します。あしがらの地域 資源を通じこの地域ならではの経験を積んでもらうことで、地元のことを好きになり、大 人になったら戻って来たいと思える地域にすることが我々の世代の責務であり、結果とし てそれが持続可能な地域の実現に繋がると確信をしております。

 

【時代に沿った有意義な会議体へ】

 私は入会して早い段階で理事会に参加させて頂きました。1つの事業に対しての事業計 画書に対して深く、熱く議論をする理事会は、私にとって衝撃的でした。私はJCに入会 し議案の作成を通じて、物事の考え方を多彩な方面から見ることが出来るようになり、1 つ1つの物事に対してより深く考えられるスキルが身につきました。行動の全てには「目 的」が存在し、なぜ行動に移そうと思ったのか「理由」が存在します。会議により、複数 のメンバーのフィルターを掛けて、計画した事業はあしがらJCとして必要かどうかを判 断することこそが我々が会議を行う理由だと思います。また、事業を行う際は、様々なト ラブル等も考慮し、円滑に事業が進められる設えが必要であると教わりました。したがっ て会議で経験あるメンバーで精査し、あしがらJCとして世に発信して良いものかを決定 する機会でもあります。本年度、会議がメンバーにとって大きな学びの場となるように設 営をさせて頂きます。有意義な会議運営を行うために約束事は厳守する等、お願い事も多 いかと思いますが、真面目に楽しく議論ができる会議体を目指し、今までの経験に囚われ ない風通しのよい組織構築を目指して参ります。

【結びに】

 2020年の2月ごろ、新型コロナウイルスが日本に流行し始めました。この約2年 間、世間が止まっているような感覚を覚えた事があります。LOMにおいても会議さえ対 面で出来ず、思うような活動が出来ない期間もありました。その経験から今年のスローガ ン「R e s t a r t」を掲げさせて頂きました。

 私には娘がおります。どちらかというと性格は内気な方で、初めて経験をすることには 慎重でなかなか動き出せず、時には辛くて泣いてしまいます。そんな娘の姿を見て、無邪 気な子どもにとっても、新たな一歩を踏み出すには勇気がいることなのだと気付かされま した。子どもにとっても勇気が必要な新たな一歩ですので、責任を背負う大人にはさらに 難しいことだと思います。

 しかし地域において、経験したことのない新たな時代が到来したときに、誰かが率先し て新たな一歩を踏み出さなければなりません。では誰がその一歩を踏み出すのでしょう か。それは他ならぬJEYCEEです。なぜなら我々は、地域を盛り上げ支える若者であ り、地域の中核を担う存在である、と自覚しているからです。

 あしがら青年会議所は少人数のLOMではありますが、メンバー間の友情と結束力には とても自信があります。新たな時代は始まったばかりです。このメンバー全員で明るい未 来へのスタートを切りたいと思います。 1年間どうぞよろしくお願い致します

野口 聖純

第38代理事長

第39代理事長 野口聖純